人間の代謝ではプリン体があります。
不要になったプリン体は、肝臓で尿酸に代謝されてから尿中に排泄されます。
体内で合成されるプリン体は80%
食べ物から摂取されるプリン体は20%
高尿酸血症とは
尿酸の血中濃度が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症です。
注意したいのはアルコールです。
なぜならアルコールは、
- エタノールの最終産物が尿酸
- アルコールの代謝で生じた乳酸は、尿酸排泄を抑制
- アルコール飲料中にプリン体を含む
この3つが大きいです。
高尿酸血症は、痛風・尿路結石の原因となります。
痛風とは
高尿酸血症があり、急性の関節炎が起こることを痛風と言います。
夜間寝ている間に、足の親指の関節に、発赤・腫脹・激痛が特徴です。
高尿酸血症の10%の人が痛風になると言われています。
男性に多いです。
慢性期だと、足関節・手指・耳介などにも痛風が見られます。
高尿酸血症・痛風の栄養療法
基本
- プリン体・アルコールの制限&肥満解消
- エネルギー25~30kcal/kg
- タンパク質1.0g/kg
- プリン体150~300mg
- アルコール制限
- 水分 1日に2ℓ以上飲むこと
- バランスの良い食生活
- プリン体は、内蔵・肉類・魚類・イカ・イクラなどに多いです。
- しかし、鶏卵には少ないです。
- ブイヨンベースのスープにも注意