「体に良い」と当たり前のように思われている食物繊維ですが、実は副作用もあります。
それは、次の3つにわけられます。
- 「体に有効なものまで排出してしまう」
- 「軟便・下痢・ガスの原因となる」
- 「多量摂取で、死亡した例もある」
ということです。
では、どういう事なのか、もうすこく具体的に解説します。
「体に有効なものまで排出してしまう」
食物繊維は、腸内でいろんな物と混ざり合って排出させる作用があります。
それが、毒素・コレステロールなどの、体に余計な物だったら、「健康に良い」と言えます。
しかし、時に、ミネラル(鉄・銅・亜鉛)までも排出させてしまうことがあるのです。
実際に、全粒穀物を主食としている中近東地域の人達に、亜鉛欠乏症が報告されています。
「軟便・下痢・ガスの原因となる」
食物繊維は、消化吸収を遅らせる作用があります。
それが、糖分だと「血糖値の上昇を抑える」という、健康につながるのですが、時にビタミン・ミネラルなどの栄養素まで吸収を遅くしてしまうのです。
その結果、軟便・下痢・ガスという副作用が表れます。
特に、ダイエット中の人は、気をつけてください。
なぜなら、ダイエット中だと栄養摂取が少なく、食物繊維は大量に取ろうとしますよね。
そのことが、さらに軟便・下痢・ガスを引き起こしやすくなっています。
「多量摂取で、死亡した例もある」
これは、極端に食物繊維を大量に摂取し続けた場合になります。
消化器官に穴が空いて、死亡した人の例もあります。