もくじ
食物由来エネルギーの使われ方
- 生命維持に必要な最低のエネルギー(基礎代謝量)
- 活動に伴って増加するエネルギー(活動代謝量)
- 摂取した食物の消化・吸収・代謝に必要なエネルギー(食事誘発性体熱産生)
- 成長に伴うエネルギー(エネルギー蓄積量)
- 胎児が消費するエネルギーや母乳産生に必要なエネルギー(付加量)
基礎代謝
基礎代謝とは、生命維持に必要な最低のエネルギー代謝のことです。
たとえ寝ていても、心臓を動かしたり、呼吸をしたりなど。
実は、この基礎代謝が全体のエネルギー代謝の70%を占めています。
さらに基礎代謝のうちの53.3%が筋肉で消費
ついで肝臓23.3%・脳13.3%・腎臓4%・心臓3.3%となります。
基礎代謝に影響を与える因子
では、人間の基礎代謝量は、みんな同じなのでしょうか?
とうぜん違います。
とうぜん違います。
- 体格・身長:基礎代謝は体の大きさに比例します。
- 年齢:思春期が最も高く、加齢とともに低下します
- 性別:男性よりも女性のほうが低い
- 気温:夏が低く(筋肉が弛緩して低下)冬が高い(筋肉が緊張して亢進)
- 内分泌機能:甲状腺ホルモンによって高まる
- 身体の活動レベル:筋肉が多い人は高くなる
物理的燃焼値
三大栄養素の物理的燃焼値はボンベ熱量計で例えて計算した方式
- 糖質4.1kcal/g
- 脂質9.3kcal/g
- タンパク質5.6kcal/g
生理的燃焼値
尿など排泄される分の栄養素も考慮
- 糖質4kcal/g
- 脂質9kcal/g
- タンパク質4kcal/g