腸内細菌には、善玉菌・悪玉菌とに別れます。
(日和見菌といって、優勢のほうに味方する菌もいます)
では、それぞれの働きを表にまとめました。
臓器 | 血糖低下時 | 血糖上昇時 |
---|---|---|
肝臓 | グリコーゲンの分解と糖新生によって生じたグルコースを使い、血糖を上げる | グルコースをグリコーゲンとして貯蔵する |
骨格筋 | 筋肉収縮によって生じた乳酸や、タンパク質分解によって生じたアラニンは、肝臓の糖新生によって、グルコースを作る | 血中のグルコースを取り込んで筋グリコーゲンに変換する |
脂肪組織 | 蓄積されていたトリアシルグリセロールが、グリセロールと脂肪酸に分解。このときに、生じたグリセロールは、肝臓で糖新生によってグルコースになる。 また、脂肪酸によって生じたケトン体は、脳・腎臓などでエネルギーとなる。 | 血中のグルコースは脂肪組織に取り込まれる。(トリアシルグリセロールとなる) |
腸内細菌のまとめ
- 成人の腸には約100兆個の腸内細菌が存在している
- 大腸内容物の半分ほどが、腸内細菌もしくは、その死骸と言われています
- 腸内細菌の種類は1000種類以上と言われています。
- 生まれたばかりの赤ちゃんには、腸内細菌は存在しない。
- 老化するにともない、善玉菌が減り悪玉菌が増える傾向にある
- 善玉菌そのものと取り入れる行為をプロバイオティクスという
- 善玉菌が活性化する、食事をプレバイオティクスという