脂質異常症と栄養療法

懐石料理
脂質は、体において重要なエネルギーになります。
生体内の脂質には4種類にわけられます。

脂肪酸

エネルギー代謝に必要
生体膜構成の成分となる

トリグリセライド(中性脂肪)(TG)

エネルギーの貯蔵

リン脂質

生体二重膜構造の主成分
酸素活性・細胞機能の調節因子

コレステロール

生体膜の構成成分
ステロイドホルモンの減量
胆汁酸の原料
ビタミンDの原料

コレステロール・中性脂肪は、水に溶けないのでそのままでは血液中に入り込めない。
なので、リポタンパク質と、形状を変えて、血中に溶け込みます。
このリポタンパク質も、主に4種類の形状があります。
  • カイロミクロン(CM)
  • VLDL
  • LDL(悪玉コレステロール)
  • HDL(善玉コレステロール)

脂質異常症の病態

空腹時の採血で、

  • TG 150mg/dl以上
  • LDLコレステロール 140 mg/dl以上
  • HDLコレステロール40mg/dl未満

のいずれかに該当した場合

自覚症状はほとんどなし
コレステロール値が高い場合、腱・眼瞼に黄色腫ができたり、膵炎を起こす場合もある。
脂質異常症は、遺伝子異常による原発性と、糖尿病・甲状腺機能低下症などの続発性にわけられます。

治療法

食事療法と運動療法が中心
必要ならば薬物療法も。

脂質異常症の栄養療法

原則は、食生活の改善

第1段階

エネルギ-比 20~25%
コレステロール値制限300mg以下

第2段階

脂肪制限エネルギー比 20%以下
コレステロール制限300mg以下
糖質
炭水化物の制限エネルギー比50%以下
アルコール禁止
食物繊維 25g以上

食事

基本は、野菜類・きのこ類・海藻類など食物繊維を毎食しっかりと取る。
コレステロール含有量の高い食品(卵・内臓類・肉類・いか・貝類)に気をつける)
高トリグリセライドの場合は、菓子類・果物に気をつける。
脂肪酸を考慮する倍位は、肉類ではなく魚類を摂取すれば良い。