脂質の代謝について

ハンバーガー
中性脂肪は、糖・タンパク質よりも、エネルギー効率がいいので、貯蔵としては最適です。
脂質の分解は、アセチルCoAがメインとなります。

トリアシルグリセロールの酸化的分解

脂肪組織に貯蔵されているトリアシルグリセロールは、ホルモン感受性リパーゼによってグリセロールと脂肪酸に分解されます。
血中を流れて、各臓器・細胞に取り込まれます。
そして、アセチルCoAとなって、ATP(エネルギー)を産生します。

ケトン体の合成・分解

飢餓もしくは、糖尿病で、糖の供給が不十分の時は、脂質を分解してエネルギーにしようとします。
しかし、TCA回路がうまくまわらずにアセチルCoAが蓄積すると、ケトン体が作られます。
ケトン体は、肝臓で作られるのですが、肝臓では利用できません。
心筋・脳・腎臓にてエネルギーとして利用されます。
※ケトン体のうち、アセトンは肺から気化される(アセトン臭)
重い糖尿病は、ケトン体が多くなり、pHが下がる(アシドーシス)

コレステロールの合成

コレステロールは、主に肝臓・小腸にてアセチルCoAによって作られます。
体内で生合成されるコレステロールの量(1日1~2g)です。
これは、食事由来のコレステロール量の3~4倍です。
コレステロールは、細胞膜の主要成分として使われたり、ホルモン・ビタミンD前駆体、胆汁酸の材料など、生体において重要な栄養素となります。