急性胃炎
科学的刺激・細菌、毒素による刺激によって起こる胃粘膜のびまん性病変です。
胃粘膜に発赤、浮腫、びらんが見られます。
多くの原因は、
- 薬剤(ステロイドホルモン、抗生物質、抗悪性腫瘍薬、血糖下降薬)
- ストレス
- アルコールの飲み過ぎ
- アニサキス
- ヘリコバクターピロリ菌の感染
などなどがあります。
感染性胃炎の場合は、高熱や全身症状を伴う
慢性胃炎
胃粘膜の慢性的な炎症性細胞浸潤と胃腺の萎縮をきたします。
症状は腹痛・悪心・嘔吐・胸焼け・腹部膨満感・ゲップなど不定愁訴が主です。
栄養療法
- 原則としては、胃の安静
- エネルギー30~35kcal/kg
- タンパク質1.0~1.2g/kg
- 慢性胃炎
- 胃酸が分泌過剰の場合は、物理的・科学的・温熱的刺激を控える。
- 柔らかい食品
- 繊維が多いのは控える
- 香辛料・塩見・酸味が強いのは控える
一方で、胃酸分泌低下(萎縮性胃炎)によるものは、高繊維の食品や脂肪食を避けて、一度の食事量を少なくします。
その代わり、食事回数を増やします。