最近、生活習慣病にかかる現代人が多くなってきました。
たとえば糖尿病が代表的です。
糖尿病といえば、遺伝的疾患として有名ですが、では、果たして、生活習慣病と遺伝しは関係があるのでしょうか。
たとえば糖尿病が代表的です。
糖尿病といえば、遺伝的疾患として有名ですが、では、果たして、生活習慣病と遺伝しは関係があるのでしょうか。
実は、「食生活・運動習慣・休養・喫煙・飲酒」などの生活習慣が、病気の発症進行に関与すると定義されている生活習慣病には、遺伝因子が関わります。
しかし、それは1つの遺伝子の変異により生じるものではなくて、複数の遺伝子の複数の変異ということです。
つまり、多くの蛋白質でおこった微妙な変化に対して、環境因子(食事・運動・ストレスなど)が複雑に絡み合って発症する多因子疾患なのです。
もくじ
生活習慣病との関連が示されている遺伝子型
分類 | 栄養素 |
---|---|
エネルギー | エネルギー |
タンパク質 | タンパク質 |
脂質 | 脂質 飽和脂肪酸 n-6系脂肪酸 n-3系脂肪酸 コレステロール |
炭水化物 | 炭水化物 食物繊維 |
脂溶性ビタミン | ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK |
水溶性ビタミン | ビタミンB1.2.6.12 ナイアシン 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC |
多量ミネラル | ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン |
微量ミネラル | 鉄 亜鉛 銅 マンガン ヨウ素 セレン クロム モリブデン |
遺伝子と関係がある栄養素
亜鉛
遺伝子の転写を調節するホルモンには、亜鉛が必要です。
(Znフィンガーと呼ばれる構造がある)
コレステロール
コレステロールは、コレステロール合成の酵素であるHMG-CoA合成酵素の遺伝子発現を調節するのに必要
ビタミンA・ビタミンD
ビタミンAとビタミンDはそれぞれの核内受容体に結合して、それぞれのホルモン応答配列を持つ遺伝子の転写を調節する