水の体内分布&水の働き

水

水の体内分布

水を重量比で見た場合、体重の60%が水になります。
そのうちの10%が失われると機能障害が起こります。
そのうちの20%が失われるとショック症状を起こし死に至る危険があります。
水は、飲料として飲む他に、栄養素が酸化分解されて生じる水(代謝水)も含まれます。
体内の水は、体液と呼ばれます。
体液の3分の2は、細胞内液です。
残り3分の1が細胞外液です。

体内での水の働き

  • 栄養素や電解質を溶かして、化学反応を起こしやすくする
  • 栄養素の流れをスムーズにする
  • 尿・便を排泄するのに重要
  • 体温調節
  • 浸透圧の調節
  • 発汗による体温調節

体内の水の出入りについて

私達が、どれだけたくさん水を飲んでも、体内の水分量は一定に保たれます。
それは、尿・便・皮膚からの蒸散・肺からの蒸散によってです。
このことを不感蒸泄と言います。

基本的な水分の摂取量

  • 飲料1200ml
  • 食べ物1000ml
  • 代謝水300ml

合計2500ml

基本的な水分の排泄量

  • 尿1500ml
  • 肺300ml
  • 皮膚からの蒸散600ml
  • 便やその他100ml

合計2500ml

体内組成

体内のイオンとして溶けているミネラルを電解質と言います。
電解質は、細胞の働き・体の水分・酸塩基平衡の調節に重要です。

電解質の生体内における働き

  • 細胞の内外の浸透圧の調整
  • phの調整
  • 神経や筋肉の興奮
  • 細胞の内部・細胞間の情報伝達の媒体
  • タンパク質などと結合して機能発揮

代謝

細胞膜間の電解質を移動させるのに重要なタンパク質をナトリウム-カリウムATPase(ナトリウムカリウムポンプのこと)と言います。