- 胃から繋がっているのが小腸(十二指腸)です。
- 十二指腸には、胆汁が流れる総胆管と、膵液が流れる膵管が合流します。
- その合流部を十二指腸乳頭(ファーター乳頭)と呼びます。
- 胃液で溶かされた、食べ物は両腋が混ざります。
- 続いて空腸→回腸と移動する間に、「管腔内消化」および「膜消化」によって、吸収可能な大きさにまで分解されます。
もくじ
膜消化
胃から送られた消化物の低分子糖質・ジペプチドなどは、
小腸粘膜微絨毛細胞では、栄養素の吸収も同時に行われます。
管腔内消化
管腔内消化は主に、膵液が担っています。
膵液の働き
- 膵液は1日1ℓ~3ℓ分泌されます。
- 三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)に対する、消化酵素をすべて含んでいます。
- 膵液は大量の重炭酸イオンを含む弱アルカリ性の液体です。なので、胃酸(ph1~2)から膵液に適した状態(ph7.5~8)に変えます。
胆汁の働き
- 胆汁は、肝臓で作られます。
- 胆嚢で濃縮&貯蔵されます。
- 胆汁には、「胆汁酸塩・胆汁色素・コレステロール」が含まれます
- 腸管に分泌された胆汁酸塩の80%以上は、回腸で吸収されて再び、肝臓に戻り再利用されます(腸肝循環)
- 胆汁酸塩は「グリシンまたはタウリン」と複合体を形成して存在以下の働きをします。
- 強い界面活性作用を持ち、脂溶性物質を乳化して消化しやすくする
- 脂肪酸とミセルを形成して、吸収しやすくする
- 脂溶性ビタミンの吸収を促進する