平成19年「発掘!あるある大事典」という、当時大人気だった健康番組が、つぎのようなダイエット方法を紹介しました。
それは「納豆にダイエット効果がある!」というものです。
この放送の影響は大きく、翌日からは店頭から納豆が消えてしまうということが、あちこち起こったのです。
しかし、結果は捏造、つまりウソだったのです。
もくじ
当時放送された、詳しい内容がこちら
米国の教授と日本の教授が、ダイエットの新成分について発表したというもの。
その新成分は、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)と言われ、納豆に含まれているというものです。
さらに、納豆をただ食べるだけではダイエット効果はなく、「黄金法則」というものを紹介したのです。
その法則がこちら
- 納豆を2パック食べること
- 朝晩の2回にわけて食べること
- 納豆は、よく混ぜて20分放置してから食べること
というものでした。
さらに、そのとき放映されたデータがこちら
- 被験者全員の体重が減少(中にはウエストが減少)
- 基礎代謝が増加
- 内臓脂肪が現象
- 血管年齢の低下
- コレステロール・中性脂肪の低下
内部調査によって明らかさにされたのがこちら
- ダイエットに成功したとする人間の写真は、実験とは無関係であった
- 米国の教授の録音内容は、実は発信されていなかった
- 中性脂肪が減少したと紹介したが、実際は測定していなかった
- 新成分とされるDHEA量の検査は行われていなかった
などなど、ずさんなことがわかりました。
現在では、「発掘!あるある大事典」は、放映されていません。
この事件がきっかけとなり、すぐ打ち切りになった模様です。
みなさんも、いくらテレビで紹介されたからといって、なんでも鵜呑みにはせずに、最新の注意を払うようにしてください。