カロリー制限をすると寿命が伸びるのか?
これについて、マウスを使った実験では、50%以上も寿命が伸びることがわかっていました。
このことから、「おそらく人間にもてはまるだろう」と多くの学者が考えていたのです。
人間に近いサルで明らかになる
現在では、赤毛ザルを用いた実験が「世界的な科学雑誌Science」に掲載されました。
もくじ
実験内容はこちら
赤毛ザルを2つの分類にわけます。
1,好きなだけ食事をさせる
2, 70%のカロリー制限を加える(ビタミン・ミネラルは補給している)
1,好きなだけ食事をさせる
2, 70%のカロリー制限を加える(ビタミン・ミネラルは補給している)
結果
1,好きなだけ食事をさせる→45%生存
2, 70%のカロリー制限を加える→63%生存
※死因も、冠動脈疾患・がんなど食生活に関係の深い死亡が、3倍もの開きになったというデータがあります。
※赤毛ザルという哺乳類は、分類学上、人間に近い存在なので、人間にも同じく「カロリー制限が寿命を伸ばすことが言えるであろう」と言われています。
別の研究では、さらに詳しく研究が行われました。
その内容は、カロリー制限をすることにより、人間の寿命を伸ばす遺伝子(サーチュイン遺伝子)が活性化するとの関連が明らかさにされました。
さらにカロリー制限をしていないのに、、、
さらにすごいことに、カロリー制限をしていないのに、このサーチュイン遺伝子を活性化する方法が確認されています。
それが、赤ワインに含まれるポリフェノールの一種のレスベラトロールに、サーチュイン遺伝子の活性化が確認されています。
※しかし、必ずしも証明する結果報告だけではなく、反対する意見の報告も存在しています。